プーアル茶と、中国語を話さない外国人(上)(大理のプーアル茶)~ 大理 その7
2017/09/10
○お茶ってめっちゃ儲かるやん 文廟を出て、お茶を買おうと考えながら、お店を探した。 う~ん、このまま歩いててもこの先にはお店もなさそうだな、 と思い、適当に店に入る。
大理では、茶葉は缶や容器に入った形ではなく、 紙に包まれた大きな丸餅のような形で販売される。 この形で売られているものは、「饼茶(餅茶、bǐng chá)」と呼ばれている。
他には、一回分用に分けられて売られてもいる。 その場合は、飴玉くらいのサイズで、銀紙に包まれて お菓子のようにケースに入れられて販売されている。 販売単位も、個数ではなくグラムの量り売りである。
この場合はそれほど高くなく、空港で10個ほど買ったところ、 合計でも200円ほどであった。
(在庫の資産価値はすごく高そう笑)
このように店内の棚という棚に所狭しと並べられている。 異なるブランドごとに一つずつ展示されており、 棚の奥をよく見ると、後ろに15枚ずつほど積まれている。
一銘柄につき、一枚200元、15枚で計算すると、3,000元。 一つの棚に4×4種類あるので、3,000 × 16 = 48,000元。 このとき16.5円/元で計算すると、792,000円。 少なくとも、棚は3つ見えてるので、 画面内にある餅茶の資産価値は、
2,376,000円!? え!? もちろん試算なので正確な数字ではない。 実際、100元のお茶もあったし、反対に500元のお茶もあった。 それに、お茶すべてがこのお店の所有ではないかもしれない。
それでも、植物を加工したお茶だけでこれだけの値段がつくなんて、 やっぱりお茶って贅沢品だし、儲かるんだなぁ~と思ったのであった。 まさに商品作物ですわ。
○お茶の試飲と購入
お店に入ると、40がらみの不愛想なおばさんがいた。 ん~、ハズレの店かなあ、あんまりよくなかったら何も買わずに出よう、 と思いながら、「濃いプーアル茶が好きだから、おすすめを教えてほしい」と伝える。
「まあ、とりあえず色々いいのがあるから試飲してみて」ということで、 中に促される。 お客さん用にちゃんと試飲できるスペースがあるのだ。
ここで中国茶のここでの入れ方を説明。 台の下は流しになっているようで、 お湯をテーブルに流してもそのまま排水される。
0.お湯でガラスの小さなカップ(おちょこサイズ)を消毒する 1.餅茶を割って、中央奥の急須に入れる 2.茶漉しをセットして、中央奥右のガラスの器に入れる 3.ガラスのカップに注ぐ
と、こういう手順だった。 左奥にやかんがあるが、写真の外にお湯が出る蛇口があるので、 お湯が沸くまで待つ必要はなかった。
(餅茶。欠けているところは、手で割った部分)
一煎目は、茶葉を洗うため、そのまま流す。 二煎目は、お湯を急須に注いだら、すぐに大きめのガラスに移す。 この段階では、味は日本でよく出される軽めのプーアル茶ほど。 三煎目は、茶葉をお湯に浸す時間が少なくても、とても濃い色になった。
お茶を入れ続けている間も、 「本当にいいプーアル茶は、赤ワインと同じ色をしているものです」とか、 「このお茶は百年の老樹からとれた茶葉を使っています」などと、 おばさんは一方的に中国語で説明を続けていた。 相変わらず表情を全く変えず、不愛想だ。
勢いに押されて僕は「是吗(そうですか)」「对啊(そうですね)」と 相槌を打つくらいだった。
そうしているうち、そのおばさんは思い出したように、 ふと「你听得懂吗?(私の言うこと理解できてる?)」と聞いてきた。
ずっと中国語で説明してたやんと心の中でツッコみながら、 「大概听得懂啊(だいたいわかりますよ)」と答えると、 おばさんは「ほんとに?」と言いたげな顔で、またお茶の説明に戻った。
分量が長くなったので、明日の(下)に続きます。
えもん : 大学では文学部に行きたかった都内IT企業のエンジニアです。
Twitter: @koneko_mc