大理人の日常(大理駅周辺)~ 大理 その12
2017/09/15
○昆明行きまでの待ち時間
閉館までしっかり見て回った大理白族自治州博物館を後にして、僕は大理駅へと向かった。 駅に着いた時には、すでに夕方だった。 しかし、この日の列車の時刻は遅く、22時ごろの発車だった。 乗車までまだ4時間はある。僕は駅の周りを軽く見て回った。
駅前には、遠くまで見渡せる長方形の広場があった。 その広場の両脇に大きな通りがあり、車がひっきりなしに往来している。 夕方の広場では、おばちゃんたちが「広場舞」に精を出している。 「広場舞」は、公園でアップテンポな曲をかけながら、おばちゃんたちが緩くダンスを踊るものだ。
(中国全土で流行っている広場舞)
その周りには、おばさんたちの子供が遊んでいる。 子供は幼稚園くらいの子から、小学生くらいの子まで、7,8人ほどだ。 特に踊っていないおばさんやお母さんたち数人が、子供たちを見ている。 広場舞は、お母さんやおばさんたちの交流の場であると同時に、 子供たちの遊びの場でもあったのだ。
(大理駅近くの長距離バスターミナル)
地図を見ても特に観光スポットはなかった。 少し早い晩飯を探しに、飯屋のありそうなところを探す。 大理駅に向かって右側は道路ばかりで店はない。 僕は、反対側に向かって歩いた。
大理駅から東に5分ほど歩くと、ホテルや長距離バスターミナルがあった。 また、スーパーや飯屋も並んでいる。 あまりお腹はすいていなかったので、軽めに食べようと思い、 イスラム教徒の店で蘭州牛肉面を頼む。10元という良心的な値段だ。
ヒジャブを被ったお姉さんが運んできてくれた。 打ちたての手打ち面が、胡椒のきいた醤油ベースのスープと絡み合って、とてもおいしい。 中国ではあっさりしたものが食べたいとき、蘭州牛肉面を頼んで間違いはない。
麺をすべて食べ終え、スープをすすって体が温まったところで店を出る。 駅に向かう途中、馬が地球を駆けるモニュメントがあった。 モンゴル人が馬に乗ってユーラシアを征服したことが下敷きになっているのかなあと妄想し、中国の都市の歴史の重層性に一人感じ入った。
大理駅に入り、荷物検査を済ませる。 駅に入るとき、中国人はみんなケットと身分証(マイナンバーカード)を見せる。 チケットには乗客の名前が印字されているため、駅員は乗客が本人であることをチェックするのだ。
僕たち外国人は、身分証の代わりにパスポートを見せる。 名前を確認するだけで、日本のパスポートを見せても特に嫌な顔をされることはない。
(奥に売店が見える)
何か面白いものはないかと、一階の売店を一通り見てみた。 水やインスタントラーメンといった食べ物や、 ヒスイの輪っかなどのお土産や置物がおいてあったくらいで、特に変わったものはない。 韓流スターがお茶のキャラクターになっていたので、 それを写真に撮ってから二階の待合スペースに移動した。
(中国でも韓流スターは人気だ。写真はBIG BANGのメンバー)
中国の待合スペースは、どの駅に行っても人が多い。 僕は、奥の方の空いている席に座った。 次の宿はAirbnbで予約してある。 宿の場所をbaiduの地図アプリで確認したりしているうちに、改札の時間になった。
列車は定刻通りの発車。 中に乗り込み荷物を置き、洗面所に行く。 先に洗面所に来ていた女の子が、車内に持ち込んだきゅうりを洗い終わるのを待ってから歯を磨いた。 硬卧の一番下に横になり、今回の旅行では行けず、 また次回大理に来た時、行きたい場所を思い返していた。
・チンギスハンが大理を征服したことを記念して建てられた石碑(大理古城内) ・蒼山の山頂(ロープウェイでも茶馬古道のトレッキングでもOK) ・鶏足山(大理周辺を一望できる仏教の山。3,500m級。)
次回はいつになるのかなあ、中国は行ってみたい場所が多すぎるから、 実際に行けるのは数十年後だったりして。 と、白髪になっても中国を旅行する妄想をするのでした。